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【ルイス・アダミック作品集(紙の書籍)】
LOUIS ADAMIC(1898-1951)
作家、ジャーナリスト、改革者。
1898年、現在のスロヴェニア共和国(旧オーストリア・ハンガリー、旧ユーゴスラヴィア)に農家の長男として生まれる。14歳でアメリカに単身移住。ニューヨークの新聞社、陸軍、水先案内事務所など転々としたあと作家活動に入る。1931年出版の『ダイナマイト』で一躍脚光を浴びると、『ジャングルの中の笑い』(1932)、『わが祖国ユーゴスラヴィアの人々』(1934)、『私のアメリカ』(1938)、『多くの国ぐにから』(1939)と、移民としての体験から世界を見つめた大作を次々と発表。それらの作品群は、アメリカ・エスニック文学、あるいは1960年代に開花したニュージャーナリズム文学の先駆をなすものとして、多民族共生あるいは文化多元主義を主要テーマに掲げたものとして、さらには戦後の世界を予告したものとして、今日、再評価の声が高い。1951年没。
改訂新版『日本人の顔をした若いアメリカ人』
A YOUNG AMERICAN WITH A JAPANESE FACE 1939-1940
アメリカ人として生まれ、アメリカ人として育ち、教育を受けた「ぼく」は、ある日突然、自分の体内に東洋の血が流れていることに気づかされた。英語を話すジャパニーズ、父の心が解せないアメリカ人の「ぼく」は、いったい何者なのか!? 引き裂かれた心と肉体をひきずった「ぼく」は、どこからも受容されず排除される存在、異端者/ストレンジャーとして、ただただ一九三〇年代の流れゆくアメリカを彷徨するばかりだった。
若いアメリカ日系二世の心の葛藤をあますところなく記録し、この巨大なアメリカ社会の中で共に生きる未来を発見しようとした旧ユーゴスラヴィア出身の移民作家、「三〇年代アメリカ文学界の騎手」のひとりでもあったルイス・アダミックによる傑作。*1990年にPMC社より出版された。
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『ジャングルの中の笑い』(アメリカ移民の自伝)
Laughing in the Jungle 1932
今世紀初頭、十四歳でスロヴェニアから移民としてアメリカへ渡ったアダミックによる自伝。移民たち一人ひとりの血と汗で築いたアメリカ、同胞移民たちの夢と挫折を通して、アメリカの行く末を模索する移民文学の傑作。 シャングル(弱肉強食)化した世界に新しい価値の発見の書。
HP →
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THE NATIVE’S RETURN 1934 by Louis Adamic
1932年、「私」は妻とともに19年ぶりに故郷スロヴェニアに帰った。アドリア海のブルー、やさしい春の風、旧き良きフォークロアの数々、なつかしい母の姿……。しかしその後、ダルマチア、ヘルツェゴヴィナ、ボスニア、モンテネグロ、南セルビア、クロアチアと転々と旅して回るうち、私は次第に、この国が恐ろしい力によって支配され、人々を虐げていることに気づいた。そしてイタリアにムッソリーニが、ドイツにヒトラーが登場しつつあった!
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『南スラブ人のこころと情』 『わが祖国ユーゴスラヴィアの人々』続編
THE NATIVE’S RETURN 1934
独裁政権下のユーゴスラヴィア。マラリアで荒廃した国土を凄まじい情熱で撲滅に奮闘するクロアチア人医師スタンパー博士、芸術の力によってユーゴ建国の原動力ともなった世界的に著名な彫刻家「農民の天才」イヴァン・メシュトロビッチ、貧しいながらも人間としての誇りを失わないヘルツェゴヴィナ人の「心の文化」、「二つの世界」のはざまに苦悩する移民作家とスロヴェニアの詩人たち、第二次大戦下、祖国に命をささげる若きパルチザン医師による「スロヴェニアの愛」...南スラヴ人のハーツ・アンド・マインド物語5編を収録。
【ルイス・アダミック作品集(紙の書籍)】
LOUIS ADAMIC(1898-1951)
作家、ジャーナリスト、改革者。
1898年、現在のスロヴェニア共和国(旧オーストリア・ハンガリー、旧ユーゴスラヴィア)に農家の長男として生まれる。14歳でアメリカに単身移住。ニューヨークの新聞社、陸軍、水先案内事務所など転々としたあと作家活動に入る。1931年出版の『ダイナマイト』で一躍脚光を浴びると、『ジャングルの中の笑い』(1932)、『わが祖国ユーゴスラヴィアの人々』(1934)、『私のアメリカ』(1938)、『多くの国ぐにから』(1939)と、移民としての体験から世界を見つめた大作を次々と発表。それらの作品群は、アメリカ・エスニック文学、あるいは1960年代に開花したニュージャーナリズム文学の先駆をなすものとして、多民族共生あるいは文化多元主義を主要テーマに掲げたものとして、さらには戦後の世界を予告したものとして、今日、再評価の声が高い。1951年没。
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改訂新版『日本人の顔をした若いアメリカ人』
A YOUNG AMERICAN WITH A JAPANESE FACE 1939-1940
アメリカ人として生まれ、アメリカ人として育ち、教育を受けた「ぼく」は、ある日突然、自分の体内に東洋の血が流れていることに気づかされた。英語を話すジャパニーズ、父の心が解せないアメリカ人の「ぼく」は、いったい何者なのか!? 引き裂かれた心と肉体をひきずった「ぼく」は、どこからも受容されず排除される存在、異端者/ストレンジャーとして、ただただ一九三〇年代の流れゆくアメリカを彷徨するばかりだった。
若いアメリカ日系二世の心の葛藤をあますところなく記録し、この巨大なアメリカ社会の中で共に生きる未来を発見しようとした旧ユーゴスラヴィア出身の移民作家、「三〇年代アメリカ文学界の騎手」のひとりでもあったルイス・アダミックによる傑作。*1990年にPMC社より出版された。
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『ジャングルの中の笑い』(アメリカ移民の自伝)
Laughing in the Jungle 1932
今世紀初頭、十四歳でスロヴェニアから移民としてアメリカへ渡ったアダミックによる自伝。移民たち一人ひとりの血と汗で築いたアメリカ、同胞移民たちの夢と挫折を通して、アメリカの行く末を模索する移民文学の傑作。 シャングル(弱肉強食)化した世界に新しい価値の発見の書。
HP →
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改訂新版 『わが祖国ユーゴスラヴィアの人々』
(アメリカ移民 ユーゴ・ルポルタージュ) THE NATIVE’S RETURN 1934 by Louis Adamic
1932年、「私」は妻とともに19年ぶりに故郷スロヴェニアに帰った。アドリア海のブルー、やさしい春の風、旧き良きフォークロアの数々、なつかしい母の姿……。しかしその後、ダルマチア、ヘルツェゴヴィナ、ボスニア、モンテネグロ、南セルビア、クロアチアと転々と旅して回るうち、私は次第に、この国が恐ろしい力によって支配され、人々を虐げていることに気づいた。そしてイタリアにムッソリーニが、ドイツにヒトラーが登場しつつあった!
1930年代のバルカン半島の緊迫した政治・経済・文化状況を、その歴史や人々の生活――衣食住・民話・叙事詩・闘いなど――を通してあますところなく描き、50年後の今日、ヨーロッパとバルカン諸国で起こっている〝歴史的事件〟の発生を鋭く予告した、すぐれたルポルタ―ジュ文学の傑作。月間図書選書。 バルカンの火薬庫ユーゴスラヴィアの全て! 大恐慌下の全米ベストセラー!
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『南スラブ人のこころと情』 『わが祖国ユーゴスラヴィアの人々』続編
THE NATIVE’S RETURN 1934
独裁政権下のユーゴスラヴィア。マラリアで荒廃した国土を凄まじい情熱で撲滅に奮闘するクロアチア人医師スタンパー博士、芸術の力によってユーゴ建国の原動力ともなった世界的に著名な彫刻家「農民の天才」イヴァン・メシュトロビッチ、貧しいながらも人間としての誇りを失わないヘルツェゴヴィナ人の「心の文化」、「二つの世界」のはざまに苦悩する移民作家とスロヴェニアの詩人たち、第二次大戦下、祖国に命をささげる若きパルチザン医師による「スロヴェニアの愛」...南スラヴ人のハーツ・アンド・マインド物語5編を収録。
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『苦闘』 STRUGGLE 1934
暗黒の1930年代。ユーゴ独裁政権下に国際的な反響をもたらした人権に関する古典。のちにチトーの新ユーゴスラヴィア史におけるドキュメントとなった、原作のスロヴェニア語版は本書ノンフィクションノベルの主人公でもあるエドヴァルド・カルデリ(旧ユーゴ副大統領)他。「解説」ヘンリーA・クリスチャン(ラトガーズ大学)論文「ルイス・アダミックの『苦闘』について―或る〝ラディカル〟パンフレットの国際史」、「序文」及び英語版翻訳ルイス・アダミック、「抗議文」国際政治犯人権擁護委員会議長ロジャー・N・ボールドウィン、「署名」米作家・ジャーナリスト・出版人・大学教員等48名。
STRUGGLE. Translated from the Yugoslav by Louis Adamic. With a Preface by the Translator. [Author anonymous]. Los Angeles, CA: Arthur Whipple, 1934.
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『わが友よ 誇り高きヘルツェゴビナ人』(ルビ付き)
1930年代初頭、ヘルツェゴビナ(旧ユーゴ)の地で一農民との出遭いを通して、その土地に遺る義理、人情、そして貧しいながらも人間としての誇りを失わないスラブ農民の「心の文化」を描く。全てルビ付き。
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『バルーカス族の王ルーカス』
Lucas,King of the Balucas
ある不思議な王国の物語-フィリピンを舞台に民族の自律をテーマに描くエスニック文学。作者の思想と鋭い感性とストリーテラーとしての魅力がみごとに凝縮された短編傑作。「前書き」ティネ・クレント(リュブリャーナ大学)。「解説」ヘンリー・クリスチャン(ラトガーズ大学)。
原書 Lucas,King of the Balucas, by Louis Adamic
Los Angeles: Arthur Whipple,1935.Limited to 350 copies.
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『Lアダミック―1930年代全米講演記録』
エスニック・スタディのパイオニア作家、ルイス・アダミックによる1930-40年間の全米講演の要約。「プリマスロックとエリス島」(『多くの国々から』1940年)。
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『Lアダミック―国際会議・シンポジウム記録(1982年)』― ルイス・アダミック: 人生・作品・遺産
ミネソタ大学アメリカ移民史研究所編
1981年、アダミック没後30年を記念して、アメリカのセントポール市(ミネソタ大学移民史研究所)とユーゴスラヴィア・スロヴェニアのカルデリ大学(現リュブリャーナ大学)後援の下に開かれた国際会議・シンポジウム。
SPECTRUM, “Louis Adamic :His Life, Work,and Legacy” Immigration History Research Center-University of Minnesota (vol 4,No1,2 Fall 1982);
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『あこがれの大地 アメリカへ)』
1931年に『約束の土地—1913年移民の見たアメリカ』と題して『ハーパー・ブラザーズ』誌に掲載され、感動を呼んだアダミックの自伝的物語。心に響く移民文学。ルビ付き。
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『故国スロヴェニアに帰りて』 --アメリカ移民帰郷物語
19年ぶりの帰郷スロヴェニア(旧ユーゴ)に帰った。輝くアドリア海のブルー、やさしい春の風、旧き良きフォークロアの数々、なつかしい母の姿……、
ニューヨークの「ハーパーズ・マガジン」誌に掲載され、全米の読者から大きな反響を呼んだアダミックによる帰郷物語。のちに『故国に帰りて』にまとめられベストセラーとなった。そのなかの第一部「帰りなん、カルニオーラへ」を収録。 ルビ付き。
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『評伝ルイス・アダミック』
著者 ヘンリー・A・クリスチャン(ラトガーズ大学)
翻訳 田原 正三
1970年に発表されたルイス・アダミック初の評伝。*1980年に「世界文学会」誌に「二つの世界に生きる」(上)(下)と題して訳載したものに アダミック年譜(田原)を添付。
原書
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『ルイス・アダミック雑録』 & CD-R
ルイス・アダミック雑録①-Louis Adamic on Twitter
ルイス・アダミック雑録②-Louis Adamic on Twitter
ルイス・アダミック雑録③-Louis Adamic on Twitter
ルイス・アダミック雑録④-Louis Adamic on Twitter
ルイス・アダミック雑録⑤-Louis Adamic on Twitter
(GOOGLEG BLOGに一部掲載中。)
他
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アメリカ百年間の階級闘争をダイナミックに描いた処女作。
全米図書館協会の「一九三〇年度五十冊の名著」リストに収められ、全米八十校の大学のテキストとして使用された。近年文庫化され、依然として評価は高い。
Dynamite! A Century of Class Violence in America 1830-1930, by Louis Adamic
『暗黒の草原』 GRANDSONS 1935
「この美しい大陸の地表にすばやく過ぎ去る影」となった移民の孫たち。「アメリカの大いなる病」と闘う作家イニシャルL...。暗黒の1930年代、スロヴェニア人移民三世たちのアメリカ暮らしをニュージャーナリズ手法で描く小説。《目次》 第一部 「再会」 第1章―5章 第二部 「戦傷」 第6章―13章 第三部 「三世」 第6章―13章 第四部 「幻影」 第14章―19章 第五部 「希望」第20章
詩人の妻ウナ・ジェファーズの助力を得て完成された、反文明・世紀末詩人の初期の重要な知覚鋭いポートレイト。アダミックはジェファーズをアメリカの国民詩人ホイットマンの再来と評価する。「解説」-同詩人の息子ガース・ジェファーズ。
『私のアメリカ1928-1938』 MYAMERICA 1928-1938
アメリカ全土を10万マイル旅し、大恐慌に苦悩するアメリカを記録した社会的なルポタージュの大作。「...アメリカは不思議な、しかし本質的には〈進展--長い果てしない〉を示す希望の国として、その姿を示している」と米評論家A・ケイジンは評した。
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スロヴェニア文学
『ブーメラン-ユーゴ民族紛争・スロヴェニア警句集』
イヴァン・ツィマーマン著/田原正三訳 非売品
BUMERANGI by IVAN CIMERMAN
あの凄まじいユーゴスラヴィア民族紛争から20年。本書は永年の悲願であった自由と独立を求めたスロヴェニア人たちに勇気を与えた警句集である。痛烈な風刺、笑い、ブラックユーモア、温かいヒューマニズム...
権威・権力とは無縁の文化的に洗練されたスロヴェニア・ビート詩人による「バルカン闘技場」警句のエッセンス。
『警句集―自由スロヴェニア』
ジャルコ・ペタン著/田原正三訳 非売品
原書 Aphorisms by Zarko Petan 1962
『クルパン』(ルビ付き) MARTIN KRPAN by Fran Levstik
フラン・レーウスティック著/田原正三訳 ロシア語をはじめ、ドイツ語、セルビア語、イタリア語...など世界の多くの言語に翻訳されているスロヴェニア共和国の代表的な児童文学の古典。
*塩の行商人であるスロヴェニアの巨人が、ハプスブルク帝国をおびやかす巨人を退治し帝国を救う物語。当時スロヴェニアはハプスブルク家治下にあった。今日ではスロヴェニア国家を人格化したものとして、クルパンはスロヴェニア民衆のヒーローとなっている。イラストは、現代スロヴェニアを代表する著名なアーティスト、マルヤン・アマリエッティ。数々の名誉ある賞のなかで、この『マルティン・クルパン』の全カラー入りイラストは、スロヴェニア最高芸術賞を受賞した。世界9ヶ国語に翻訳されている。
『新生スロヴェニア共和国』(非買品) ミルコ・ファビチッチ、他著/田原正三訳
「剣よりペンの強い」ヨーロッパ最小国。人権に配慮の憲法。美しく豊かな自然を活かしたグリーンツーリズム観光。作家やジャーナリストの多くが詩人の「詩魂生まれる国」。
クリスマスの夜に咲き誇る菩提樹の花、
スロヴェニア共和国独立の悲願の象徴になった
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*Seeking sponsors for my publications of L Adamic because of lack of funds.
* Wanted sp ads Suponsabana